概要


粉体・多孔質の物性評価
概要
分析・試験装置
分析・試験方法
● 粒度分布
粒度分布は粉体独自の特性であり、粒子の挙動や性質を決める重要な特性の一つです。
ふるい法: | ||||||||||||||
湿式、乾式 | ||||||||||||||
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レーザー回折散乱法: | ||||||||||||||
粒子群にレーザー光を照射し、そこから発せられる回折・散乱光の強度分布パターンから計算によって粒度分布を求める方法です。 | ||||||||||||||
![]() 粒子径分布測定装置
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動的光散乱法: | ||||||||||||||
ブラウン運動する粒子群から光散乱強度を測定し、その時間的強度変動から粒子径を求める方法です。 | ||||||||||||||
![]() ゼータ電位・粒子径・分子量測定装置
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静的画像解析法: | ||||||||||||||
顕微鏡法とも呼ばれるもので、鮮明な画像を得ることができますので、粒子形状を動的画像解析法より精密に把握したい場合にお勧めです | ||||||||||||||
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● 比表面積(細孔分布)
粉体粒子の表面に吸着占有面積のわかったガス分子を吸着させ、その量から試料の比表面積を求めたり、ガス分子の凝縮から細孔分布を測定する方法です。

比表面積測定装置
測定範囲(粒子径) | : | 比表面積 0.01m2 /g 以上(Kr) 1m2 /g 以上(N2) 細孔分布 10 ~ 1000Å(3000Å) |
測定方法 | : | ガス吸着法-BET式 (流動法、定容法)( N2、Kr、Ar、CO2 など) |
<比表面積>
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<細孔分布>
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● 細孔分布
水銀の表面張力が大きいことを利用して粉体の細孔に水銀を浸入させるために圧力を加え、圧力と圧入された水銀量から比表面積や細孔分布を求める方法です。

細孔分布測定装置
測定方法 | : | 水銀圧入法 |
測定範囲 | : | 30Å~500μm |
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● 密度
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乾式自動密度計
定容積膨張法 | : | ヘリウムガスを用いて高精度に試料の密度を測定します。 固体だけではなく、粉体・ペースト状の試料、さらに液体も対応できます。 必要試料量は1 ~ 10cm3 |
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ビーズ置換法 | : | サンプルを流動性の高いビーズ層に入れ、細孔と空洞を含む試料体積を測定し、かさ密度を求めます。 <測定対象> 錠剤、セラミックス焼結品、鉄鉱石ペレットなど |
圧縮法 | : | 一定の圧縮力を加えて、粉体サンプルの体積を測定し、タップ密度を求めます。 <測定対象> セラミックス粉、カーボンブラック粉末、シリカ粉末など |
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20211210
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