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ご挨拶

福永秀朗

代表取締役社長 福永 秀朗

 当社は1972年の創業以来、分析技術を基盤技術として、関係省庁、地方公共団体、公的研究機関等における調査研究業務や、企業活動に関連する環境分析・調査、材料分析、医薬品関連試験などの受託分析事業を積極的に展開してまいりました。特に、ダイオキシン類や残留性有機汚染物質(POPs)など、環境汚染物質の極微量分析においては、関係機関と連携して分析手法の開発に挑戦し、環境分析分野におけるリーディングカンパニーとして、環境問題の改善に取り組んできました。

 近年は、健康や食・暮らしの安全・安心に対する社会的ニーズの広がりを受け、医薬品・食品の研究開発、品質や安全性に関わる各種試験やトクホ等、機能性食品の評価試験等を積極的に展開してきました。更には二次電池の材料評価や複合材料の解析、オミックス解析や再生医療関連分野の開拓等にも注力してまいりました。また産業のグローバル化に対応するグリーン調達関連分野での事業を強化するとともに、日本企業の海外展開に対応するために、2006年に中国の広州にも分析子会社(島津(広州)検測技術有限公司)を設立し、日中連携したサポート体制を構築するとともに、2014年には、世界最大の安全性認証機関である米国ULグループとの合弁事業を立ち上げ、製品の安全性認証に関わる試験・測定サービスを開始し、日本の産業界のグローバル展開に貢献しています。

 2022年、弊社は創立50周年の記念すべき年を迎えました。しかし世界は100年ぶりのパンデミックに翻弄され、コロナ感染症による社会・経済への打撃はまだ収束を見通せない状況です。企業を取り巻く事業環境も激変し、当社の事業も材料解析分野を中心に少なからぬ影響を受けました。ただそんな中でも、当社はコロナPCR検査や下水疫学を応用したコロナ検出手法の開発に着手し、コロナ感染症の収束という社会的課題の解決に向け微力を尽くしております。またコロナ後の経済再建と脱炭素化を実現するためのグリーンリカバリー戦略や、2030年までの達成を目指し世界の国や企業が本格的に動き始めたSDGsを追い風として、新たな成長を目指してまいります。今後、これらの事業展開を通じて、新たな成長を実現していく所存です。また引き続き、精度管理の強化を徹底し、受託分析機関の生命線である「信頼できるデータのご提供」にも全力で取組んでまいります。次の半世紀、島津テクノリサーチの新たな展開にご期待ください。