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生分解性プラスチックの評価・分析
生分解性プラスチックの評価・課題解決について、
島津テクノリサーチが全力でお手伝いいたします。

生分解性とは
生分解性とは、単に微細化するだけではなく、微生物などの働きにより最終的に二酸化炭素と水にまで分解される性質をいいます。
生分解性プラスチックの市場導入における課題
生分解性プラスチックの市場導入における課題として、製造・分解条件の検討、分解過程(分解中間物)での安全性確認、分解メカニズムの解明および分解速度のコントロールなどがあります。
生分解度試験に関する島津テクノリサーチの強み
当社では、目的に応じた試験条件での生分解度試験や、分解状況の写真撮影などの技術で課題解決をお手伝いします。また、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)プロジェクトに研究機関として参画し開発した、生分解性プラスチックの分解中間物分析(国際誌に論文としてオーソライズ済)も可能です。
分析・試験項目
【特性評価】
分類 | 特徴 | 主な手法 | |||
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生分解性 | 生分解度試験 | 生分解性評価のための規格試験を行います。試験中および試験前後の試料外観観察も可能です。 | 海洋生分解度試験 | 土壌生分解度試験 | コンポスト生分解度試験 | OECD301F | ||
速度制御・ メカニズム |
目的に応じた分解中間物の分析方法をご提案します。 | 分解中間物の分析 | |||
安全性 | 分解物確認 | ||||
吸脱着性確認 | プラスチックに吸脱着する化学物質の分析を行います。 | 吸着・脱離試験 | |||
含有調査 | 有機分析 | 各種クロマトグラフを活用し、プラスチックに含まれる添加剤等の有機化合物を定性・定量分析します。 | GC/MS | LC/MS GC-Orbitrap/MS | LC-Orbitrap/MS |
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無機分析 | プラスチックに含まれる無機元素の濃度を測定します。最適な前処理や測定方法をご提案します。 | ICP/MS | ICP/OES | IC | EDX |
【物性分析】
分類 | 分析の特徴 | 主な分析手法 | |
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組成/構造 | 構造解析 | プラスチックの分子構造・結晶構造の情報を解析します。 | XRD | FTIR | ラマン分光法 |
内部観察 | 外観だけでは判断できない内部の構造の違いや、不具合、亀裂、劣化などを確認できます。 | マイクロフォーカスX線CT | |
物性/熱特性 | 熱物性評価 | 低温・高温下などの条件での、プラスチックの状態を測定します。 | TG-DTA | DSC | TMA |
物性評価 | 粒子径、細孔の大きさの分布、表面積、密度を測定します。 | 粒度分布 | 細孔分布 | 比表面積 | 密度 | |
粘度測定 | 熱可塑性樹脂の粘性や弾性を測定します。 | 音叉振動式粘度計 | レオメーター | |
ぬれ性評価 | プラスチックの撥水性や親水性を評価します。接触角、真円度、ぬれ面積の算出も可能です。 | ぬれ性評価装置 | |
機械特性/耐久性 | 静的試験 | プラスチックに引張・圧縮・曲げなどの力を与え、試験力(応力)や伸び、ひずみの度合いを測定します。 | 引張試験 | 圧縮試験 | 曲げ試験 |
動的試験① | 実使用環境下で想定される衝撃や疲労を与えたときに生じるひずみや変形の量 などの動的性質を評価する試験です。 | 疲労試験 | 耐久試験 | |
動的試験② | プラスチックの試験片や部品などに高速で負荷を与え、動的負荷時の破壊特性・破壊形態を測定することができます。 | 高速引張試験 | パンクチャー衝撃試験 | |
硬度測定 | プラスチックの硬度測定(ビッカース硬さ、マルテンス硬さ)、弾性率測定、強度測定を行います。 | 硬さ試験 | 微小圧縮試験 | |
画像解析 | 試験片表面にスプレーなどで塗布して、模様の変化を画像解析することで、表面ひずみ分布の時間的変化を解析します。 | デジタル画像相関法 |
20250115
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