概要


デジタル画像相関法(DIC解析・非接触変形計測)
概要
DIC解析とは
DIC解析とは、デジタル画像相関法(Digital Image Correlation)の略で、試験片表面にスプレーなどで塗布したランダムパターンと呼ばれる模様の変化を画像解析することで、表面ひずみ分布の時間的変化を解析する手法です。
DIC解析の特徴

DIC解析は、自動車分野、航空分野、電気電子分野などを始めとするさまざまな産業用途で活用されています。
金属、樹脂、複合材料(CFRP、GFRPなど)はもちろん、ひずみゲージの貼付が困難なフィルムなどにも有効です。
また、2台のカメラで撮影することにより3次元的に変形を捉えることができ、凹凸がある試験片や複雑な形状の実製品であっても非接触でひずみ解析することが可能です。
CAE解析などシミュレーション分野においても、解析結果の検証と妥当性確認(Validation & Verification)に応用されています。
DIC解析のデータ出力例
表面ひずみ分布のカラーマップ化
仮想ひずみゲージ、仮想伸び計による任意の位置のひずみ出力
試験力、応力、ひずみゲージなどの波形をDIC解析結果と同期

分析・試験装置
DICシステム・高速度カメラのラインナップ
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GOM 製 |
Correlated SOLUTIONS 製 VIC-3D |
Photron 製 |
Shimadzu製 |
Vision Research 製 |
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カメラ 種類 |
DICシステム付属カメラ | 高速度カメラ | |||
撮影速度 (frame/s) |
~25 | ~200 | 50~50,000 (推奨撮影速度) |
50~10,000,000 | 100~100,000 (推奨撮影速度) |
解像度 (画素数) |
2,752×2,200 pixel (約600万画素) |
5,328×4,608 pixel (約2,400万画素) |
1,024×1,024 pixel (104万画素) ※6,400 frame/sec以上は縮小 |
400×250 pixel (10万画素) |
2,560×1,664 pixel (420万画素) ※9,350 frame/sec以上は縮小 |
最大撮影 枚数 |
800 frame | フレキシブルに調整可能 | フレキシブルに調整可能 | 128 frame | フレキシブルに調整可能 |
メリット | DICビューア付属 | 高解像度・大視野撮影 | 解像度・撮影枚数を調整可能 | 解像度一定での超高速度撮影 | 超高解像度 |
※さまざまなカメラ、レンズをとりそろえていますので撮影速度や視野は柔軟に調整可能です。詳細は当社担当者までお問い合わせください。
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