

下水調査により新型コロナウイルスの流行を予測する 「日本下水サーベイランス協会」の発足について
2022年06月07日更新
下水調査により新型コロナウイルスの流行を予測する
産学共同の業界団体「日本下水サーベイランス協会」が発足
このたび、下水調査により新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が流行する予兆を捉えようと、産学共同の業界団体「日本下水サーベイランス協会」が発足しました。
当社の技術者が副会長を務めます。
下水調査で「コロナ流行予測」、産学共同で実用化目指す 産経ニュース (sankei.com)
新型コロナウイルスは、感染症(COVID-19)の発症前から感染者の糞便に排泄されると言われています。
このため、人の排泄物が集まる下水処理場で新型コロナウイルスを検査することにより、人の感染の流行拡大よりも前に感染拡大を検知出来る可能性があるとして、この手法の実用化に期待が寄せられていました。
当社はこれまでにも国立感染症研究所 監修の「施設排水調査ガイダンス 」「施設排水調査マニュアル」の一部を執筆したほか、個別施設における下水疫学の応用である「京都モデル」での自治体への協力など、新型コロナウィルスの検査手法に関する検証や実績を重ねてきました。
シンポジウムや学会での論文発表や講演なども行っています。
【新型コロナウイルス分析に関する関連情報】
・ | 業務案内 下水試料中の新型コロナウイルス分析 |
・ | ニュース 新型コロナウイルス感染症のクラスター発生未然防止に貢献 2階建て検査システム「京都モデル」による検査サービス |
国立感染症研究所 監修の施設排水調査ガイダンス・マニュアルについて | |
・ | 22/06/01 日本下水道新聞 「産学で社会実装を推進 下水サーベランス協会が設立」 記事が掲載 |