概要
高濃度顔料インクのゼータ電位測定
概要
ゼータ電位は、液体中に分散された粒子を取り巻く電気二重層の滑り面と、粒子から充分に離れて電気的に中性である液体領域との電位差を示すもので、コロイドや懸濁液の分散安定性の指標としてナノ材料開発、医薬、食品、塗料などの分野で広く利用されています。
代表的なゼータ電位の測定法に電気泳動光散乱法があります。帯電した粒子に電場を印加すると粒子は電荷と逆の極性の電極に向かって泳動します。この時の移動速度は荷電に比例するため、その速度からゼータ電位を求める方法です。速度は粒子に照射したレーザー光の周波数シフトからわかります。
しかしながら電気泳動光散乱法のような光を利用した測定法では、光の透過しにくい高濃度で濁度の高い試料では測定が困難になります。
今回は高濃度試料の測定用アタッチメントを用いて市販顔料インクのゼータ電位を測定した事例を紹介します。
分析・試験事例
●試料
市販顔料インク 三種類(マゼンタ、イエロー、ブラック)
●試験項目
ゼータ電位
●試験方法
電気泳動光散乱法(レーザードップラー法)
●使用装置
| 装置:ELSZneo(大塚電子製) | 濃厚セル |
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●測定データ
ゼータ電位
●測定結果
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|---|---|---|---|
| マゼンタ | イエロー | ブラック | |
| ゼータ電位(mV) | -46.5 | -51.2 | -54.3 |
高濃度試料の測定に特化したセルを用いることで、濃厚な試料のゼータ電位測定も可能となりました。
希釈せずに測定できる試料の幅が広がりましたのでぜひお問い合わせください。
2025.11.25 510
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