概要
金属細線の疲労試験
2015年07月15日更新
概要
様々な製品の小型化に伴い、金属細線の繰り返し応力に対する耐久性の評価のニーズが高まっています。
電磁力式で微小な制御が可能なマイクロサーボと専用の細線用治具を使用した金属細線の疲労試験を紹介します。
試料
プリント基板、電子部品、繊維、金属ワイヤ、金属箔、燃料電池膜、ゴム、など
分析・試験装置
■使用機器
電磁力式微小試験機 MMT-250NV-10 (島津製作所製)
■特徴
微小材料・微小部品の疲労・耐久試験が可能です。 静的(低速)から動的(高速)まで広範囲の試験に対応することができます。
■使用機器の仕様
項目 | 詳細内容 |
---|---|
試験力 | Max.±250N |
ストローク | Max.±10mm |
繰返し速度 | Max.100Hz |
制御装置 | 4830形 |
分析・試験事例
φ75μmの金属ワイヤに繰返し応力を負荷し、破断繰り返し数と応力の関係をプロットしました。
表 破断繰り返し数と応力
最大負荷応力 (MPa) | 最小負荷応力 (MPa) | 応力振幅 (MPa) | 破断繰返し数 Nf |
---|---|---|---|
660 | 66 | 297 | 76,408 |
620 | 62 | 279 | 131,393 |
580 | 58 | 261 | 277,401 |
関連情報
業務案内
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