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GFRPの高速引張試験および3D-DIC解析(試験片形状:ASTM D 1822 L形)

2021年01月15日更新

概要

 GFRPなど樹脂材の高速引張試験の解析手法ついてご紹介します。
 DIC解析は高速度カメラによる撮影においても非常に有効です。高速度カメラ動画と各種センサー波形を同期でき、衝撃が加わった際の破断メカニズムの解明やCAE解析のバリデーションデータ取得にお役立ていただけます。

GFRPの高速引張試験および3D-DIC解析(試験片形状:ASTM D 1822 L形)

分析・試験事例

 PBT/GF (GFRP)を負荷速度1 m/secで高速引張試験を行い、同期させた高速度カメラ2台を用いて破断挙動を撮影しました。また、その撮影データで試験片の変形挙動が解析できる3次元DIC解析を行いました。
 試験片表面に塗布したランダムマーク上の幅方向(X軸方向)にGL2mm、長手方向(Y軸方向)にGL5,10,30mmの計4種類の標線間距離を設定し、それぞれの位置でどのような変位を示しているか確認しました。この他にも、画像上の解析可能な領域であれば、任意の位置でXYZ成分のデータ取得が可能です。

測定事例
測定事例
  • 試験力、ひずみなど、各種センサーと動画の同期が可能
  • CAE解析の妥当性検証や破壊メカニズム解明に有効
  • 自動車、航空分野の材料物性評価に

関連情報