概要
タンパク質残留量測定
概要
再生医療等製品は、治療が困難とされてきた疾患への治療の可能性やドナー不足の解消など、あらゆる面で期待が寄せられ、実用化に向けて大きく動いている分野となります。
再生医療等製品の製造においては、無菌操作の徹底、重要品質特性(CQA)と工程パラメータ(CPP)の管理などの重要性がより一層高まっており、その中でも製造工程で添加されるタンパク質の残留は、移植後の患者の予後に影響を与える可能性があるため確認が必要となります。
当社では、クロマトグラム分析の豊富な実績を活かし、LC-MS/MSを用いたタンパク質残留量評価を行うことが可能です。
解析の原理(例:ウシ血清アルブミン(BSA)の評価)

BSAのトリプシン消化後の特異的ペプチド(水色)
標準BSAによるLC-MS/MS条件の検討
- 通常のタンパク質は分子量が大きく、そのままでは良好なMS/MSスペクトルが得られないため、トリプシンなどの酵素処理によってペプチド断片にします。
- 得られたペプチド断片を質量分析により解析し、ペプチド質量およびフラグメントイオンのスペクトルデータを取得します。
LC-MS/MSを用いて分離を同時に行うため、多数のペプチドについて高精度の質量情報を得ることができます。 - 質量分析により得られたスペクトル情報をもとにウシ特異的なペプチドをデータベース検索し、各ペプチド断片の配列同定とタンパク質同定を行います。
- 候補ペプチドの選定を行い、LC-MS/MSを用いてメソッドの構築および定量を行います。
分析・試験方法
仕様
LC & Triple Quad型質量分析計
サンプル関連情報
解析対象サンプル : 培地、再生医療等製品 など
*抽出・精製等の前処理も承っておりますのでご相談ください
必要サンプル量 : お問い合わせください
ご提供いただく情報
・ 生体サンプル中の感染性病原体の有無
・ サンプル種(タンパク質抽出液、再生医療の最終製品、細胞、 細胞洗浄液、培地など)
・ ご提供可能なサンプル量
・ 溶液の場合は溶液組成、乾燥品の場合は乾燥前の溶液組成
・ 培養条件(血清使用の有無など)
サンプル調製時の注意事項
・ 必要以上の凍結融解はお控えください。
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