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プレカラム誘導体化によるD,L-アミノ酸の定量分析

概要

 試料中のD,L-アミノ酸をプレカラム誘導体化によりジアステレオマー化し、LC-MS/MSを用いて高感度定量します。特に血液や組織抽出物など、生体サンプルにおけるD,L-アミノ酸の定量に適しています。*本技術は味の素株式会社よりライセンスを受けた技術です。

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分析・試験方法

●  基本仕様

分析内容 遊離のタンパク質構成アミノ酸光学異性体の定量*
測定対象 システインを除くタンパク質構成アミノ酸 19 種およびその光学異性体
分析機器 HPLCシステム:Nexera X2、質量分析器:LCMS-8060 (島津製作所)
対象サンプル 血液・組織抽出物などの生体試料、食品、培地、微生物培養液
必要量 液体試料 :100 μL~(推奨 200 μL~) 固形試料につきましてはご相談ください。

* システインの定量には対応しておりません。

 

【測定対象アミノ酸】

D,L-アラニン
(Ala)
D,L-アルギニン
(Arg)
D,L-アスパラギン
(Asn)
D,L-アスパラギン酸
(Asp)
D,L-グルタミン
(Gln)
D,L-グルタミン酸
(Glu)
グリシン
(Gly)
D,L-ヒスチジン
(His)
D,L-(allo)-イソロイシン
(Ile)
D,L-ロイシン
(Leu)
D,L-リジン
(Lys)
D,L-メチオニン
(Met)
D,L-フェニルアラニン
(Phe)
D,L-プロリン
(Pro)
D,L-セリン
(Ser)
D,L-(allo)-トレオニン
(Thr)**
D,L-トリプトファン
(Trp)
D,L-バリン
(Val)
D,L-チロシン
(Tyr)
 

** D-トレオニンは、allo 体との合算値として報告します。

分析・試験事例

【哺乳動物由来 尿サンプルの分析】

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関連情報

20210520