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排ガス測定

特徴・用途

焼却施設や工場などの排ガスについて、ばいじん・NOx・SOx・HClなど一般項目のほか、揮発性有機化合物(VOC)や各種金属類・ダイオキシン類・PCB・POPs・核種別放射能・シロキサン・水銀など幅広い測定・分析に対応します。
また、各種環境装置や特殊プラントなどの性能評価も行っています。

排ガス・大気中ダイオキシン類の測定に関して、ISO/IEC17025 試験所認定を取得しています。

・排ガス中の水銀の測定について

 平成25年10月に熊本市及び水俣市で開催された外交会議において採択された、水銀に関する水俣条約(以下、「水俣条約」という)は、 平成27年1月末までに我が国を含む128カ国が署名、10カ国が締結しています。条約の発効は50か国が批准してから90日後とされています。
 こうした状況を踏まえ、我が国では、平成27年6月19日に「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」が公布され、同時に「大気汚染防止法の一部を改正する法律」も公布されました。 また、平成28年9月には、「大気汚染防止法施行規則の一部を改正する省令」及び「排出ガス中の水銀測定法について(告示)」が公布・告示され、排出基準や測定方法が示されました。 廃棄物焼却炉についての排出基準案(12%酸素換算値)は以下の通りとです。
新規施設:30μg/Nm3
既存施設:50μg/Nm3

これにより、平成30年4月1日(または当該条約が日本国について効力を生ずる日)から水銀の排出規制が開始されます。
 当社は、従来から「ASTM Method D 6784」(オンタリオハイドロ法)を参考として排ガス中水銀の形態別測定の検討を行ってきており、特に、廃棄物焼却炉排ガスにおいて実績があります。
 また、焼却過程において瞬間的に排ガス中の水銀濃度が高くなる傾向があることなどから、排ガス中の水銀濃度を抑制するためには排ガス中水銀濃度の時間変動の把握も重要と考えられます。
 携帯型水銀連続測定装置を所有し、水銀の時間変動測定にも対応します。

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