概要
臭素化ダイオキシン類
概要
臭素化ダイオキシン類は有機臭素化合物の加熱や燃焼により生成することが実験的に確認されており、有機臭素系難燃剤を含む製品の火災や焼却処理の際、あるいは加熱を伴う製造プロセスにおいてもこれらが環境中に放出される可能性があることが指摘されています。
臭素化ダイオキシン類とは塩素化ダイオキシン類の塩素が臭素に置換したもので、ポリ臭素化ジベンゾパラジオキシン(Polybrominated dibenzo-dioxins:PBDDs)とポリ臭素化ジベンゾフラン(Polybrominated dibenzo furans:PBDFs)の総称です。
Dr.Safe(アメリカ)が臭素化ダイオキシン類および臭素系ダイオキシン類については、塩素化ダイオキシン類と同じ毒性等価係数(TEF)を用いることを提案しているなど、塩素化ダイオキシン類と同様の毒性が懸念されています。
臭素化ダイオキシン類は勿論のこと、塩素と臭素の混合の臭素系ダイオキシン類(PXDDs、PXDFs)についても、分析においては特別のノウハウが必要となります。当社では大規模調査に関わるなど、いち早く測定条件を確立し、分析体制を整えています。
関連情報
業務案内
極微量化学物質の分析
20190920
分析・見積のご依頼・お問い合わせ
まずは、ご相談からご依頼まで、お気軽にお申しつけください。