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布状及び繊維状試料のゼータ電位測定
 粒子のゼータ電位測定法として、溶液に電場をかけたときの粒子の移動度からゼータ電位を測定する電気泳動法があります。
 当社では、専用セルを使用して、粒子試料だけでなく平板試料のゼータ電位を測定することも可能です。 この場合、トレーサー粒子を分散させた溶液中に試料を浸し、電場をかけて平板試料表面との距離によって 変化するトレーサー粒子移動度から平板試料のゼータ電位を測定します。
 平板セルを使用して、布状及び繊維状試料についてpHを変えてゼータ電位測定を行いました。

■測定原理
 ゼータ電位 レーザードップラー電気泳動法


■試料調整
●布状試料(写真1)
木綿、ポリエチレンテレフタレート(PET)を3mm×5mmに
カットし、平板試料測定用の台座に接着しました。


布状試料

●繊維状試料(写真2)
ナイロン繊維、人の毛髪を5mmの長さにカットし、平板試料測定用の台座に接着しました。


繊維状試料

 トレーサー粒子は、市販の二酸化けい素、酸化アルミニウムを使用し、0.1 mol/l HClと0.1 mol/l NaOHを添加してpHを調整し、pH= 3〜8の条件でゼータ電位を測定しました。

■測定結果
 測定結果を下記に示します。 布状試料の木綿とPETにはpH3〜8の範囲に等電位点は無く、繊維状試料のナイロン繊維と人の毛髪では、pH3〜4の間に等電位点が確認されました。

 
  図 ゼータ電位測定結果