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海底鉱物資源、化石、遺跡出土品の内部観察
 マイクロフォーカスX線 CT システムを用いてマンガン団塊、貴重な化石、遺跡出土品などのCT撮像を行いました。
 [サンプルその1] マンガン団塊
 マンガン団塊は、主成分であるマンガンや鉄の酸化物の他に、銅,ニッケル,コバルト等 も含有するため、重要な海底鉱物資源として注目されています。今回、沖縄県読谷村沖の海底から採取されたマンガン団塊の内部観察を行ないました。
 [3D画像]
  組成が異なると考えられる年輪構造が認められました。
  マンガン団塊1 マンガン団塊2 マンガン団塊2
  全体像 任意の断面

[サンプル その2] アンモナイト
 アンモナイトは数億年に渡り生息していたため、多様化が進み、殻の形状や大きさの異なるものが多数出現しました。
 年代によって形に差異が見られ、その特徴が信用に足る規則性を持っているため、中生代の示準化石(地層の地質年代を決定する指標となる化石)としてよく知られています。
 [3D画像]
  2種類の殻の形状は異なりますが、平面的に巻いた殻と多数の隔壁に仕切られた気室が確認できます。
  アンモナイト1 アンモナイト2   アンモナイト3 アンモナイト4
  マダガスカル産(外径約35mm)  

モロッコ産(外径約10mm)


 [サンプル その3] 静岡県島田市 谷口原古墳30号墳出土 鉄製柄頭(つかがしら)
  出土状態は表面を厚い鉄さびで覆われています。
    監修:村上 隆 先生(京都国立博物館)
    資料提供:静岡県島田市教育委員会

鉄製柄頭1 ⇔50mm
 [3D画像]
  表面を厚く錆に覆われているため全く内部の様子をうかがうことはできませんでしたが、X線CT観察により柄頭の銀象嵌(約0.5mm線径)がよみがえりました。
  銀象嵌・・・鉄地にたがねで細い溝を掘り、そこに銀線をたたいて入れ込んで文様を付けたもの。6、7世紀代の出土品によく見られます。
  鉄製柄頭2 鉄製柄頭3  
225CT
2017.1、2019.4