分析・試験事例


リチウムイオン電池(LiB)負極のぬれ性試験
2013年01月29日更新
分析・試験事例
リチウムイオン電池(LiB)の負極に対する電解液のぬれやすさを、染み込み時間により評価しました。
試料には、携帯電話用のLiBより取り出した負極を用いました。 また滴下する液体には、電解液の溶媒として一般的なエチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、 ジエチルカーボネート(DEC)を混合し、5種類の溶液を準備しました。
試料表面に溶液を滴下し、上面から観察しながら完全に染み込むまでの時間を測定しました。(図1)
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図1 染み込みの様子 |
その結果EC:DMC:DEC=1:1:1(重量比)の溶液が染み込むまでの時間が短く、最も染み込みやすい溶液であることがわかりました。 (図2)
当社では、ぬれ性試験により液体が染み込んでしまう材料のぬれやすさの評価が可能です。

図2 染み込むまでの時間
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