概要


リチウムイオン二次電池負極のラマンイメージング
2014年11月17日更新
概要
顕微ラマン分光光度計によるマッピング測定では、物質の構造(結合状態、結晶性や欠陥など)や成分の分布などを可視化 (ラマンイメージング)できます。また、顕微ラマン分光法は炭素材料の評価に有効です。
分析・試験事例
携帯電話用LiBに使用されている負極の断面について、表面から集電体までを顕微ラマン分光光度計によりマッピング測定しました。 負極材料の活物質、導電助剤、バインダーのラマンイメージングを図2,3に示します。

図1:負極材の断面

図2:ラマンイメージング
炭素材料である活物質と導電助剤の分布を可視化できました。
青:活物質
黄:導電助剤

図3:ラマンイメージング
バインダーのラマンイメージをくわえ、各材料の分布を可視化しました。
青:活物質
黄:導電助剤
緑:バインダー
また、負極断面の一部を高空間分解能で測定しました。各材料の分布をより細部まで可視化することが出来ました。
![]() 図4:負極材の断面 |
![]() 図5:ラマンイメージング |
![]() 図6:ラマンイメージング |
![]() 図4:負極材の断面 |
![]() 図5:ラマンイメージング |
![]() 図6:ラマンイメージング |
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