概要


飲料中の有機酸・アミノ酸の分析
2023年10月06日更新
概要
食品や飲料中の成分分析には、高速液体クロマトグラフ法が良く用いられます。 その中でもアミノ酸や有機酸成分についてはポストカラム法を用いた専用システムによる分析が便利です。 簡単な前処理で多成分を同時に、かつ選択的に測定できます。 今回は、酒類をそれぞれ水で希釈してメンブランフィルターでろ過後の有機酸とアミノ酸を測定した例を紹介します。
測定の結果、ビール・日本酒・ワイン中には多くの有機酸やアミノ酸の存在が確認されました。 一方、焼酎からは、少量ですが一部の有機酸が確認されました。
分析・試験事例
1.有機酸
<分析条件>
島津高速液体クロマトグラフ有機酸分析システム
カラム | : | Shim-pack SCR-102H (8.0mm i.d. ×300mm L.) |
移動相 | : | 5mmol/L p-トルエンスルホン酸 |
検出器 | : | 電気伝導度検出器 |
<測定例>
![]() 有機酸標準溶液 |
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![]() ビール |
![]() 日本酒 |
![]() 焼酎 |
![]() ワイン |
2.アミノ酸
<分析条件>
島津高速液体クロマトグラフアミノ酸分析システム
カラム | : | Shim-pack Amino-Na(I.D. 6.0mm x L. 100mm) |
移動相 | : | 島津アミノ酸移動相キットNa型 |
反応液 | : | 島津アミノ酸分析キット |
検出器 | : | 蛍光検出器 |
<測定例>
![]() アミノ酸標準溶液 |
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![]() ビール |
![]() 日本酒 |
![]() 焼酎 |
![]() ワイン |
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