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中鎖脂肪酸(C6-C8)の分析

2019年05月30日更新

分析・試験事例

 脂肪酸の分析において短鎖脂肪酸(C1-C5)は、有機酸分析システム(島津製作所製)を用いて絶対量25~75ngの感度で定量可能です。
 しかし、中鎖脂肪酸(C6-C8)になると極端に保持時間が長くなり(120分以上)、感度の低下も否めません。

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図1.有機酸分析システムでのクロマトグラム

カプリル酸

 今回、免疫力を高める効果があるとされている中鎖脂肪酸の カプリル酸(オクタン酸)をターゲットとして条件検討を行い、 分析時間の短縮と感度の改善を試みました。
 その結果、カプリル酸を10分以内で分析することができました。

<分析条件>
ポストカラムpH緩衝液化法

カラム Shim-pack GISS C18 (3.0 mmI.D.×100 mmL)
移動相 過塩素酸水/アセトニトリル
検出器 電気伝導度検出器(CDD-10A)

図2.標準品のクロマトグラム&カプリル酸の検量線

 この分析条件で市販のやし油を分析し、カプロン酸、カプリル酸を検出しました。また、カプリン酸(デカン酸)も30分までに溶出しました。

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図3.やし油(市販品)のクロマトグラム(CDD)

 脂肪酸は、カルボキシル基があるためUV検出も可能ですが、CDD検出器の方がイオンを特異的に検出するため夾雑の影響が少なくなります。

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図4.やし油(市販品)のクロマトグラム(UV)

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