概要


金コロイドのナノ粒子径測定とゼータ電位測定
2011年08月25日更新
概要
金コロイドは水系溶媒中では負に帯電しており、タンパク質や抗体との親和性が高くバイオマーカーとして利用されています。金コロイドは粒子径が微小(ナノサイズ)なためレーザ回折法では測定が困難です。
市販の金コロイドについて動的光散乱法で粒子径測定を行いました。また、ゼータ電位を測定し分散性を評価しました。
試料
市販金コロイド(直径20nm)
分析・試験方法
粒子径 | : | 動的光散乱法(光子相関法) |
ゼータ電位 | : | レーザードップラー電気泳動法 |
分析・試験結果

![]() 強度基準 Z-Average (d nm):30.4 |
![]() 体積基準 体積平均(d nm) :21.7 |
![]() 強度基準 Z-Average (d nm):30.4 |
![]() 体積基準 体積平均(d nm) :21.7 |
動的光散乱法では、ナノ粒子の粒子径分布を再現性良く測定することが出来ました。 また、水中でのゼータ電位はマイナスであり、安定な分散の指標となる-30mVより負であることから安定して分散していることが分かります。
Z-Average (d nm) | 体積平均(d nm) |
---|---|
30.5±0.08 | 22.0±0.54 |
測定はn=3
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