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樹脂ビーズの圧縮試験
 樹脂ビーズの場合など、圧縮試験を行っても試料が破壊しない場合、変位時の試験力から算出した参考強度で評価を行います。また、負荷・除荷試験で圧縮率を評価する方法もあります。

<試験1>樹脂ビーズの圧縮試験
■試料  樹脂ビーズ

■装置 微小圧縮試験機 MCT-510

■試験方法
 試料台に試料を散布後、X方向とY方向の径を測ってその平均を粒子径とし、1粒ずつ圧縮試験を行いました。試験は5回行い、平均で評価しました。
   

■試験結果
 各試験の試験力-変位グラフ、試験結果を示します。試験力を装置最大試験力の4900mNまで上げても、破壊は起こりませんでした(破壊点は見られませんでした)。
 変形しても破壊が起こらない試料のため、粒子径の10%変位時の試験力(118.8mN)から算出した10%強度の値、4.2Mpaで評価しました。

表 試験結果
試験力P
[mN]
平均径d
[μm]
破壊強度Cs
[MPa]
118.8 150.2 4.2
10%強度 Cx=2.48×P/(πd2
図 圧縮試験の試験力-変位グラフ
     図 圧縮試験の試験力-変位グラフ
<試験2>樹脂ビーズの負荷・除荷試験
■試料 樹脂ビーズ(表面処理有りと無し)

■装置 微小圧縮試験機 MCT-510

■試験方法
 
試験1と同様に試験を実施後、表面処理を施したものと施していない2種類の樹脂ビーズについて負荷・除荷試験を行い、圧縮率および復元率を比較しました。
  <負荷・除荷イメージ>
<負荷・除荷イメージ>
■試験結果 試験結果、試験力-変位グラフを示します。
 試験の結果、表面処理の違いによる復元率に差は見られませんでしたが、圧縮率は、表面処理無が10.0%、表面処理有が8.1%となり、表面処理を施すことにより、圧縮率は小さくなりました。


表 試験結果

表面処理
変位1(L1)
[μm]
変位2(L2)
[μm]
径(d)
[μm]
圧縮率
[%]
復元率
[%]
15.1 2.9 150.5 10.0 1.9
12.1 2.7 149.2 8.1 1.8


図 試験力-変位グラフ
               図 試験力-変位グラフ