4D-CT 時系列画像解析ウェビナー
2021年10月25日更新
近代のCT撮影では、空間分解能、コントラス分解能が向上していることはよく知られた事実ですが、同時に撮影速度も徐々に高速化され、時間分解能が向上しつつあります。CTの動的な撮影技法である4D-CTは、この時間分解能の向上に伴って発展し、CT撮影は、静止画から動画へと大きく進化する過渡期にあり、機械的な変形や破壊の観察だけでなく、加熱や冷却、二次電池の充放電など、in situやオペランドと呼ばれるような撮影など、今後、幅広く活用されていくことが期待されています。
今回の企画では、動的CT観察(4D-CT)に関する装置や画像、解析手法について各社からご紹介します。
動的CT観察(4DーCT)についてのワークフロー全体をご理解いただける貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
日 時 | 2021年10月25日(月曜日) 13:30~15:50 |
場 所 | ライブ配信 (Webex Event) |
参加費 | 無料 |
申込み | 終了しました |
時間 | 内容 | 講演者/所属 |
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13:30~14:15 | BL20B2 4D-CT撮影装置の紹介 SPring-8では汎用的なX線管からは得られない高輝度放射光X線が得られます。これを利用して、時間発展する系の動的CT観察(4D-CT)が行われています。JASRIからはこの放射光光源を利用した、試料の引張・圧縮・ねじりが可能なその場観察X線CT装置、その装置でどのような画像が得られるか、これまでの4D-CTの研究事例をご紹介します。 |
高輝度光科学研究センター JASRI / SPring-8 |
14:20~15:00 | 動くCT 島津テクノリサーチでは、ごく一般的なX線CT撮影の静止画撮影の他、動的なin situ X線透視/X線CT撮影も承っており、これをDynamiCTと称しています。X線CTは通常、撮影対象を動かないように固定して撮影します。これに対しDynamiCTでは、例えば材料を引張りながら、あるいは圧縮しながらX線CT撮影をします。 今回は、動的なX線CTとして、産業用X線CTによる発泡材料の圧縮負荷除荷試験をImageJ/Fijiで可視化した事例と、SPring-8の高速放射光CTにより撮影した連続的な圧縮試験の事例をAvizo-DVCで可視化した事例をご紹介すると共に、全く新たな試みとして、多孔質材料の細孔に液体金属を圧入し、断層像を撮影することに成功した事例を報告します。 |
島津テクノリサーチ |
15:05~15:45 | Digital Volume Correlation (DVC)による 4D-CT画像の変形解析 Thermo Fisher Scientific / 日本エフイー・アイからは、動的CT観察(4D-CT)のための画像解析ソフトAvizo 3D Pro とDigital Volume Correlation (DVC)を紹介します。時間発展する系の動的CT観察(4D-CT)において、非破壊かつ三次元で変形解析が可能なDVCを段階的に適用し、詳細な変形過程を追跡できる新しいソリューション Incremental DVC を紹介します。また、Avizo 3D Pro による、繊維配向解析や多孔質材料や粒子材料の静的な構造ネットワーク解析など、さまざまな画像の解析手法も紹介します。 |
Thermo Fisher Scientific 日本エフイー・アイ |
セミナーご参加までの流れ
1. | 下記よりお申込みください。 https://f.msgs.jp/webapp/form/16173_byx_53/index.do |
2. | お申込み受付け後、メールをお送りします。 |
3. | セミナー当日、メールに記載されているURLからご参加ください。【ご注意事項/当日の参加方法】 |
* | ご記入いただきました個人情報は、本セミナーに関する連絡および今後のセミナーや新製品などのご紹介に利用させていただくことがあります。 |
* | 同業ご関係者のご参加はお断りする場合があります。 |
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株式会社島津テクノリサーチ 試験解析事業部 営業部
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