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新型コロナウイルス感染症のクラスター発生未然防止に貢献
2階建て検査システム「京都モデル」による検査サービスを開始します

 
 当社は、下水に含まれる新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)をPCR検査することによって対象集団の感染状況を定期的に監視し、陽性反応がある場合には、ヒト検査で感染者を特定する検査システム「京都モデル」を京都大学の田中宏明名誉教授、井原賢助教、金沢大学の本多了准教授、富山県立大学の端昭彦講師からの技術指導を受けて構築しました。

 検査対象が下水とヒトという2階建ての検査システム「京都モデル」では、無症候性感染者や発症前の症候性感染者の早期発見が可能となり、クラスター発生の未然防止に役立つと考えられます。特に重症化しやすい高齢者が利用する施設や医療機関、宿泊施設などにおける定期的なモニタリングにより有効に機能する事が期待されます。

 当社では、同モデルの社会実装に向け京都府・京都市の協力のもと、京都市内の施設において実証試験を行いました。
 本実証実験では、以下に示すとおり社会実装可能と判断される結果が得られたことから、同モデルによる検査サービスを開始します。
 
■実証試験の結果概要
  中等症感染者の糞便などを含む病院排水、軽症患者等宿泊療養施設の糞便を含むマンホール排水、計2施設の下水試料において独自開発したサンプラーによるSARS-CoV-2の吸着性能を評価する実証実験を行いました。
その結果、これらの下水試料から陽性反応を捉えることに成功し、サンプラーの有用性が確認されました。また約100名が利用する個別施設において同様のサンプラーを用いて下水試料から陽性反応を捉えることに成功しました。
この実証試験では、後日感染が確定した1名による陽性反応を、行政機関が公表した発症日(陽性確定日の4日前)あるいはその前日にマンホール調査で捉えることにも同時に成功しました。

     
 
マンホールに設置する島津テクノリサーチ開発の
「PoP-CoVサンプラー」
  「PoP-CoVサンプラー」をマンホールに
設置する当社社員

■提供可能な検査サービス内容
  「京都モデル」を用いた調査一式
 
(1) 事前に施設を訪問し、マンホールの位置や形状などを確認します。
あわせて施設利用者の人数規模や、大規模な排水が発生するタイミングなどをヒアリングします。
 
(2)
施設に応じた採取計画を立案するとともに、テイラーメイドなサンプラーを製作し、設置します。
 
(3)
可能な頻度で定期的に下水サンプラーを回収し、PCR検査を行います。不検出の場合は定期的なモニタリングを継続します。
   
 
  京都モデルを用いた調査例

下水処理場調査
 下水処理場における流入下水等の試料採取は、処理場にて実施をお願いしております。
 試料受領後、「京都モデル」を用いた調査と同様に下水PCR検査を行います。


 当社では、新型コロナウイルス検出試薬キット(島津製作所製)を用いて「下水中の新型コロナウイルス遺伝子検出マニュアル」*1のポリエチレングリコール沈殿法(PEG沈殿法)および「下水中の新型コロナウイルス検出マニュアルver1.1」*2の沈殿物抽出法(仮称)による検出が可能です。

 *1(公社)日本水環境学会COVID-19タスクフォースが作成し、2021年3月に公表。
 *2 国立感染症研究所らが作成し、2021年6月に公表


 
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