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電子機器からの揮発性有機化合物(VOC)放散試験

概要

放散試験チャンバーを用いて、電子機器から放散されるVOCを測定します。

法規制・規格

■当社で対応している規格

 JIS C9913「電子機器からの揮発性有機化合物(VOC)及びカルボニル化合物放散測定方法-チャンバー法」
 JEITA「パソコンに関するVOCガイドライン」

分析・試験方法

 (1)放散試験チャンバー外観及び仕様

試験室
    内容積 :85L、2.1m3、6.12m3の3種類

(2)分析方法

 試料を放散試験チャンバー内に設置し、試料の電源をONにして稼動させた状態で、チャンバー内を一定条件で換気しながら、一定温湿度で一定時間放置後、チャンバー内気相のVOC濃度を測定します。
 揮発性有機化合物はTenax捕集管に、カルボニル化合物についてはDNPHカートリッジに捕集します。

分析・試験項目

測定物質について

 主な測定物質を以下に示します。(JIS C9913対象のうち、厚生労働省ガイドラインで指定されている物質)

  • 揮発性有機化合物(VOC):トルエン、エチルベンゼン、キシレン、スチレン、p-ジクロロベンゼン、テトラデカン
  • 総揮発性有機化合物(TVOC)
  • カルボニル化合物:ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド

 他にご希望の測定物質等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。

対象試料

 試料負荷率は一般的に0.01~0.25であり、当社では0.021~0.525m3の容積の試料に対応しています。

<試料必要台数例>
  • A4ノートPCでは5台以上
  • 20型液晶ディスプレイデスクトップPCでは1台
  • プロジェクター(据え置きタイプ)では1台
  • プロジェクター(モバイルタイプ)では約4台
  • ブルーレイディスクレコーダーでは約3台
  • 液晶テレビでは50型程度まで対応可能
注) 各機種のメーカー・仕様等により条件が異なりますので、事前に確認させていただく必要があります。

特徴・用途

当社の品質管理に対する取り組み

 当社では高精度かつ確実なデータをお客様へご提供するため、以下の取り組みを実施しています。

 (1)標準品及び標準溶液の管理

認証標準物質を含む多くの標準品購入と標準溶液の重量管理及び使用時における判定基準を設けています。

VOC標準品一覧【一部を記載】

No. CAS No 化合物名
1 75-35-4 1,1-Dichloroethylene
2 75-09-2 Dichloromethane (Methylene chloride)  
3 156-60-5 trans-1,2-Dichloroethylene
4 156-59-2 cis-1,2-Dichloroethylene
5 67-66-3 Chloroform
6 71-55-6 1,1,1-Trichloroethane (Methyl Chloroform)
7 56-23-5 Carbon tetrachloride
8 71-43-2 Benzene
9 107-06-2 1,2-Dichloroethane (Ethane, 1,2-dichloro)
10 79-01-6 Trichloroethylene
11 78-87-5 1,2-Dichloropropane (Propane, 1,2-dichloro)
12 75-27-4 Bromodichloromethane
160 106-88-7 Oxirane, ethyl [1,2-Epoxybutane]
161 121-44-8 Triethylamine (N,N-Diethylethanamine)
162 100-40-3 Cyclohexene, 4-vinyl (4-Ethenylcyclohexene)
163 95-48-7 Phenol, 2-methyl
164 106-44-5 Phenol, 4-methyl
165 29590-42-9 Isooctyl acrylate
166 95-16-9 Benzothiazole
167 643-58-3 1,1'-Biphenyl, 2-methyl (2-Phenyltoluene)
168 644-08-6 1,1'-Biphenyl, 4-methyl (4-Phenyltoluene)
169 127-91-3 B-Pinene (Pinene, á (6,6-Dimethyl-2-methylene-bicyclo[3.1.1]heptane))

標準化合物、認証標準物質については、順次追加予定。

(2)検量線の精度管理(判定基準の設定)

(3)各工程の記録と作業確認を実施

(4)クロスチェック等の外部精度管理に参加

当社の特徴

 当社で様々な規格に基づいて、様々な対象試料の放散試験に対応するため、さらに多くの化合物同定を可能にするよう標準品の追加検討及びより品質の高い結果をご提供するための品質向上に取り組んでいます。

20201211

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