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LC-MS/MSによる脂質分析

概要

 生体内には数万種類の脂質分子が存在すると推定されており、グリセリド、ワックス、リン脂質、 糖脂質等に大別されます。
 これら多様性に富む脂質分子を網羅的に測定するリピドミクスは、近年の分析機器の向上に伴い飛躍的に発展し、ハイスループット解析が可能となってきています。
 当社では、最先端解析機器を用い、解析目的と対象分子種によって最適メソッドによるリピドミクス受託サービスを提供します。

特徴・用途

  • 脂質をそのまま測定できる
  • 脂質混合物の測定が可能

対象化合物

  • 組織、血液、体液、微生物、培養細胞 など

分析・試験項目

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脂質の種類 測定内容
グリセリド ジアシルグリセリドの組成比分析
ワックス 分子種組成分析(炭素鎖長)
コレステロールエステル 分子種組成分析
リン脂質 リン脂質のヘッドグループ別組成分析
(PC、PE、PI、PA、PS、CL等の組成比)
リン脂質のヘッドグループ別分取
分子種組成分析(リゾ体を含む)
スフィンゴ脂質 分子種組成分析
脂質メディエーター アラキドン酸、EPA、DHA、
エタノールアミド等由来脂質メディエーター関連物質分析
ステロイド コレステロール等
テルペン類 スクアレン等

* LC分取を行います 

分析・試験結果

<グリセロリン脂質分析例>

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関連情報

20201003