概要


定量プロテオミクス
概要
目的タンパク質の生化学的機能を詳しく解析するためには、高精度のタンパク質定量技術が不可欠です。
当社では、愛媛大学プロテオサイエンスセンターで開発された、コムギ無細胞タンパク質合成技術を用いた安定同位体標識タンパク質を内部標準とし、高感度質量分析システムを組み合わせた定量プロテオミクスの受託サービスを展開しています。
● 解析の原理
【安定同位体標識タンパク質を用いた定量法】


安定同位体標識ペプチドと目的タンパク質特異的ペプチドをLC-MS/MSにより解析し、それぞれのピーク強度を比較する事で
定量値を算出します。
特徴・用途
・ | 内部標準として安定同位体標識した全長タンパク質を用いるため、前処理時のタンパク質吸着、酵素消化効率などの影響を反映した定量が可能です。 |
・ | 膜タンパク質など、安定した回収が困難なタンパク質の定量に最適です。 |
・ | 1種類の安定同位体標識タンパク質で複数ペプチドの定量が可能です。 |
・ | 高感度(fmol)オーダーの定量が可能です。 |
分析・試験方法
● 解析の流れ
【STEP1:前試験】 | 【STEP2:本試験】 |
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● サンプル関連情報
解析対象サンプル | : | 組織・微生物・植物などからのタンパク質抽出液、体液、培地 など *抽出・精製等の前処理も承っておりますのでご相談ください。 |
<定量プロテオミクスの際にご提供いただく情報>
・ | 生体サンプル中の感染性病原体の有無 |
・ | サンプル種(タンパク質抽出液、体液、培地など) |
・ | ご提供可能なサンプル量 |
・ | 生物種情報 |
・ | 遺伝子情報(cDNA塩基配列) |
・ | タンパク質情報(タンパク質名、アミノ酸配列情報) |
・ | 溶液の場合は溶液組成、乾燥品の場合は乾燥前の溶液組成 |
・ | メジャータンパク質(IgG, アルブミンなど)除去の有無 など |
<サンプル調製時の注意事項>
・ | 不要な凍結融解はお控えください。 | ||||||
・ | 以下の前処理が必要な場合事前にご相談ください。
|
!ご確認ください!
関連情報
業務案内
プロテオミクス
20210506
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