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二酸化炭素回収・貯留(CCS)の実証・普及支援

概要

 CCS(Carbon dioxide Capture and Storage, 「二酸化炭素回収貯留」)は、IEA(国際エネルギー機関)やIPCC(気候変動に関する政府間パネル)において、地球温暖化対策として不可欠とされる技術です。工場や発電所起源の二酸化炭素を大気放出する前に回収し、地下の特定の土壌層へ圧入することで、二酸化炭素排出量削減に貢献します(図1)。

CCS概要図 「わが国のCCS政策について(平成28年11月)」 経済産業省
図1 CCS概要図 「 わが国のCCS政策について(平成28年11月)」 経済産業省より抜粋

 わが国をはじめ世界各国において、モノエタノールアミン(MEA)等のアミンを主剤とした吸収液や固体吸収剤を用いて二酸化炭素を回収する技術の実証実験が行われています(図2)。

アミンとCO2の反応メカニズム


図2 アミンとCO2の反応メカニズム

 しかしながら、二酸化炭素を吸収・分離・回収する過程で、アミン化合物等の有害化学物質が副次的に生成される事が指摘されており、これらの質や量の把握が喫緊の課題となっています。
 当社ではこれらの物質の分析法開発・調査・研究支援を通じて、CCS技術の実証・普及に係る課題解決が可能です。

20180112