技術情報
ご依頼の手順 TEL/FAXでのお問合せ メールでのお問合せ 分析依頼票のダウンロード
トップ > 技術情報 > 表面分析・形態観察 > 石質隕石の観察
石質隕石の観察
 隕石は含有物の金属鉄 (Fe)とケイ酸塩鉱物の比率によって鉄隕石、石鉄隕石、石質隕石の三種類に主に分類されています。
 今回は主にケイ酸塩鉱物からなる石質隕石についてマイクロフォーカスX線CTシステム(XCT)による内部観察を行い、 断面を切り出し、エネルギー分散型X線分光器(EDS)による元素の分布状態を観察しました。
■サンプル
 サハラ砂漠で採取された、コンドライトと呼ばれる石質隕石
■項目
マイクロフォーカスX線CTシステム(XCT)による非破壊観察
 内部観察の結果、金属と考えられる粒子(白色)が多数認められました。
 任意の断面からも内部に多数の粒子が確認されました。この介在物粒子の体積に応じた色別表示を行ないました。
 体積の小さい粒子(青色)がほとんどですが中には0.8mm2程度の粒子も見られました。

全体 任意の断面
全体 任意の断面
介在物検出結果(全体) 介在物検出結果(任意の断面)
介在物検出結果(全体) 介在物検出結果(任意の断面)


走査型電子顕微鏡による断面観察及びEDSによる元素マッピング
 X線CTで認められた、介在物粒子について、反射電子像(BEI)観察を行い、定性分析で検出された 主要な7元素(O,Mg,Al,Si,S,Fe,Ni)の元素マッピングを行ないました。
 その結果、粒子は硫化鉄および2相の鉄ニッケル合金から構成されているものと考えられます。


反射電子像   OKα   Mgkα
反射電子像   OKα   Mgkα
AlKα   SiKα   SKα
AlKα   SiKα   SKα
FeKα   NiKα    
FeKα   NiKα