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ICP質量分析法による血漿中のシスプラチン定量
 シスプラチンは、構造式cis-[PtCl2(NH3)2]で表される白金錯体で、抗がん剤として幅広く使用されています。
 ICP質量分析法により白金(Pt)を測定することにより、少量の試料からppbオーダー以下の濃度レベルでシスプラチンを定量することが可能です。
■測定方法
  測定
    図1 測定フロー
■測定結果
 血漿試料50μLを使用してシスプラチンを定量した結果と、検量線の一例を示します。

  表1 シスプラチン定量結果
 
  試行数
n
Pt濃度(平均)
ng/mL(ppb)
シスプラチン換算
ng/mL(ppb)
RSD(%) 回収率(%)
空試験 6 ND ND - -
血漿試料 12 ND ND - -
添加試験※ 8 88 136 2.2 97
検出限界 - 3.6 5.6 - -
定量下限 - 12 19 - -
  ※シスプラチン原薬を水に溶解したものを、血漿試料に対して140ng/mLとなるよう添加して実施
   
  図2 検量線(Ptとして0.2〜20ng/mL)
2015.10.19