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ぬれ性評価試験

概要

ぬれ性評価装置(ニック社製)を導入し、固体と液体の「ぬれ現象」の評価を行っております。
接触角の測定に加え、側面からだけでなく上面からも滴下した溶液の広がる様子が観察でき、真円度、ぬれ面積の算出も可能です。

分析・試験方法

ぬれ性評価装置

ぬれ性評価装置

● 接着性の評価 インク、接着剤などの接着性を評価することが出来ます
 撥水性の評価 繊維、ワックス、撥水剤などの撥水性を評価することが出来ます
 表面の汚れの判別 部分的な付着物でも水滴などの接触角で清浄度を判別できます
 表面処理の評価 テフロン加工、コロナ放電処理フィルムなどの状態を判定できます
 界面化学的な物理量の算出 液体の表面張力と接触角から、固体の表面自由エネルギー極性、 水素結合性などを算出できます
接触角は、ぬれの上体を真横から観察し、固体と液体の表面張力により平衡状態になった時の角度θで表します

 接触角は、ぬれの上体を真横から観察し、固体と液体の表面張力により平衡状態になった時の角度θで表します

株式会社ニック様HPより抜粋

 株式会社ニック様HPより抜粋

液体や固体はそれぞれ一定の温度で決まった表面張力をもっています。
上図の(a)や(b)は、液体がぬれ拡がらずに一定の形状を示しています。撥水加工の繊維などは液滴が(a)の状態になるのが理想的です。反対に接着剤などは(c)の状態で機能します。
このように、業種を問わず様々な現場で扱われている「ぬれ」を評価するためには、「接触角」や「表面張力」などの数値化が必須です。

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