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熱物性測定

概要

物質の低温・高温下などの条件での変化を測定するのが、熱物性測定です。

分析・試験装置

 

示差熱-熱重量同時測定装置〔TG-DTA〕
示差熱・熱重量(TG/DTA)同時測定装

示差熱・熱重量
(TG/DTA)同時測定装置

TG -  熱重量測定は、試料の温度を一定の速度で変化させ、その時起こる重量変化を測定
DTA - 示差熱測定は、定速昇・降温や、等温に保持した時、試料で起こる熱変化を試料と基準物質の間の温度差として検出
測定温度: 室温 ~ 1400℃
測定項目: 重量変化、蒸発、分解、ガスの吸・脱着、脱水 ※TG測定あるいは、DTA測定単独の測定装置も設備しています。

 

 

示差走査熱量計〔DSC〕
示差走査熱量計

示差走査熱量計

 
DSC -  示差走査熱量測定は定速昇・降温や等温保持に際しての試料の吸・発熱量や比熱容量を測定
測定温度: -140 ~ 700℃
測定項目: 結晶化温度、結晶転移、蒸発、重合、硬化、分解反応、比熱

 

 

熱機械分析装置〔TMA〕

 

各種部材の小型軽量化に伴い、微小な材料の僅かな挙動・変化を把握する必要性が高まっています。熱機械分析装置〔TMA〕では、微小な材料の僅かな挙動・変化などの機械的特性を評価できます。膨張、針入、引張り、三点曲げなどの豊富な測定モードや、多様なサンプルホルダーでお客様のさまざまなニーズに対応します。
当社では、世界最高水準の分解能を有するNETZSCH社のTMA 402 Hyperionを使い、ご要望にお応えします。

熱機械測定装置

TMA 402 Hyperion (NETZSCH社)

特長

最高分解能 0.125nm/digitを実現し、線膨張係数1×10-7/K以下の測定再現性
多彩な荷重モードを有し、精度の高いヤング率(E)の測定が可能
全自動真空置換ユニットにより、迅速な雰囲気置換と低酸素雰囲気下での測定が可能です

 

多様なサンプルホルダーでさまざまなニーズに対応


石英製・アルミナ製

測定仕様

サンプル

引張測定用チャック

測定温度範囲 -150 〜 1550 ℃
最⼩分解能 / 変位測定範囲 0.125 nm / 500 μmの場合  1.25 nm / 5000 μmの場合  
測定モード 膨張、針⼊、引張り、三点曲げ
サンプル形状(最⼤) バルク
フィルム
:30mmまでの円柱(φ12mm)、角柱(□12mm)
:30mm、幅8mm、厚さ1mmまで

 

関連情報