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環境ホルモン

2019年09月20日更新

 生体内のホルモンは、生命の成長や維持に極めて重要な化学物質で、血圧や血糖値・成長作用・体温維持などの非常に重要な役目を担っています。
 環境ホルモン(外因性内分泌撹乱物質)は、人や動物の体内に入り、体内で活動するホルモンの働きを妨げたり、同様な働きをすることで、内分泌作用に悪影響を及ぼす懸念のある物質であり、国際的な規模でその調査研究が行われています。
 我が国では、1998年5月に環境庁が今後の取組みに対する基本的な考え方と方針を『環境ホルモン戦略計画/SPEED'98』として発表し、その中で〔内分泌撹乱作用を有すると疑われる化学物質〕としてダイオキシン類やポリ塩化ビフェニール類・ポリ臭化ビフェニール類のほかビスフェノールA、アルキルフェノール類や農薬類などを示しました。その後、『EXTEND 2005』、『EXTEND 2010』により試験法の確立や試験対象物質の追加や見直し作業が継続して行われています。
 環境ホルモンの調査には、超微量領域での評価を必要とするため、その分析・測定技術には、ダイオキシン類分析と同様のノウハウが有効です。分析方法の確立から実試料の分析まで、当社にご用命ください。

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