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溶媒希釈 GC-HRMS法による絶縁油中の微量PCB簡易定量法

2010年02月02日更新

概要

-溶媒希釈/ガスクロマトグラフ/高分解能質量分析(GC-HRMS)法-

■分析フロー

 当社が開発した本法は、試料をヘキサンで希釈するだけ(絶縁油の種類によっては追加精製が必要)という前処理を簡略化した特徴があります。

分析フロー

※鉱油以外な別途追加前処理費用必要    

特徴・用途

1.公定法との良好な相関

 絶縁油試料における告示法と溶媒希釈/GC-HRMS 法との比較を示します。
0.15~2.7mg/kgの濃度範囲において、相関係数が 0.99以上となり、簡易測定法分析値と公定法分析値と相関性が非常に良いことがわかります。

相関関係

2.高感度分析

 高分解能GC-MSの安定した性能を維持する熟練したオペレート技術、高感度・高選択性さらに内標準を利用した高精度の信頼できる分析結果を提供できます。

gc-hrms

3.十分な検出下限

 他の分析方法に関して検出感度が高く、0.5mg/kgに対して十分低いレベルです。

4.様々な油種が測定可能

 電気絶縁油JIS C 2230に定める7種の規定のすべての油種に対応可能です。