background image background image

二酸化炭素回収・貯留(CCS)の実証・普及支援

概要

 CCS(Carbon dioxide Capture and Storage, 「二酸化炭素回収貯留」)は、IEA(国際エネルギー機関)やIPCC(気候変動に関する政府間パネル)において、地球温暖化対策として不可欠とされる技術です。工場や発電所起源の二酸化炭素を大気放出する前に回収し、地下の特定の土壌層へ圧入することで、二酸化炭素排出量削減に貢献します(図1)。

CCS概要図 「わが国のCCS政策について(平成28年11月)」 経済産業省
図1 CCS概要図 「 わが国のCCS政策について(平成28年11月)」 経済産業省より抜粋

 わが国をはじめ世界各国において、モノエタノールアミン(MEA)等のアミンを主剤とした吸収液や固体吸収剤を用いて二酸化炭素を回収する技術の実証実験が行われています。

国内随一の調査・分析実績

二酸化炭素を吸収・分離・回収する過程で、アミン化合物等の有害化学物質が副次的に生成される事が指摘されており、これらの質や量の把握が喫緊の課題となっています。
当社は約15年に渡り、CCSプラント等における調査・分析の実績を有しており、これらの問題に分析化学の立場から取り組んできました。

島津テクノリサーチが提供する技術

20180112

  調査技術・開発

・豊富な経験と実績に基づく排ガスや周辺環境モニタリングのデザインとサンプリング
・過酷な気象条件でのサンプリング経験

・新たなサンプリング手法の開発
・適切な試料輸送法の開発


  定量分析技術

・50種を超えるアミン系化学物質等の定量分析
・1万以上のデータ報告実績
・ngレベルの分析


  未知化合物検出技術

・予期しない副生成物の定性分析を、精密質量分析により提供
・ノンターゲット分析で探索した未知化学物質が定量分析に繋がった実例が20物質以上